クコの実を使った料理と薬膳効能


中国原産のクコの実は、その真っ赤な見た目が特徴的なナス科クコ属の果実です。
漢方薬の材料にも使用されている素材で、ゴジベリーやウルフベリーと呼ばれることもあります。
スーパーフードとして、世界中のセレブからも愛されています。

果実ですので、その実は決して大きくはありません。
そのため、主に料理の彩を加えるためにクコの実を使います。

クコの実を使った料理と薬膳効能について

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ヨーグルトやアイス、サラダの上に添えたり、スープやコーヒー、紅茶の中に入れて食べることが多いです。
中華料理屋で杏仁豆腐を頼むと、杏仁豆腐の上に赤い小さな物が数粒乗っていたりしますが、これがクコの実です。
白と赤のグラデーションが何とも色鮮やかで綺麗に見えます。

質のいいクコの実は苦味や雑味がほとんどなく、果実らしい甘酸っぱい風味を楽しめます。
だからこそ、ヨーグルトや紅茶などの味にアクセントを加えやすい食品との相性が抜群なのです。
また、クコの実の混ぜご飯やお粥、薬膳料理の定番サムゲタンの材料としても使えます。
クコの実そのものが料理の主役となることはありませんので、中華料理の材料として調理すると、含まれている栄養素を効率的に摂取できます。

クコの実は楊貴妃が食べていたとも言われており、含有成分も豊富です。
ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンC、カルシウムや亜鉛、食物繊維、アミノ酸、鉄など、ビタミンやミネラルだけでも100種類以上の栄養素が含まれています。
滋養強壮作用はもちろんのこと、血行促進や眼精疲労、血圧・血糖値の抑制、免疫力アップ、腰痛にも効果的です。
特にビタミンCとポリフェノール、ルテイン、β-カロテンが多く含まれており、これら成分には抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、紫外線による皮膚細胞の破壊を回復してくれる働きです。
つまりクコの実を食べれば、シミやそばかす、たるみといった、肌トラブルや老化の防止にも期待できるのです。

女性ホルモンのバランスを整えてくれるなど、健康と直結する薬膳効果を得られるわけですが、食べ過ぎると体に悪影響が及びます。
例えば血行促進作用があるとお話しましたが、クコの実の過剰摂取により生理が早まったり、周期が短くなるなどのリスクがあります。
低血圧の人が食べ過ぎてしまえば、血圧抑制作用により気だるさや眩暈がするかもしれません。

含有する栄養素が豊富だからこその問題点となりますので、正しい知識をつけてからクコの実の料理に挑戦すべきです。
薬膳料理が学べる通信スクールやWEB講座がありますので、参考にしてみると良いです。


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