薬膳火鍋の効能効果について


薬膳料理がブームとなっている中でも、特徴的なメニューが「薬膳火鍋」であり、一部では専門店も登場しています。
薬膳火鍋とはどんなメニューであり、どんな効果や効能があるのでしょうか?

薬膳火鍋の効能・効果

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薬膳火鍋とは中国や台湾が本場であり、一つの鍋が真ん中で仕切られた特徴的な形をした鍋で、二種類の味が楽しめるタイプもあります。
基本的には、薬膳の素材を活かした鍋料理全般を薬膳鍋や薬膳火鍋と呼ばれ、気軽に楽しまれています。
作り方は調理する人やお店によってそれぞれ違いますが、薬膳料理でも出番の多い素材が含まれていることが多くなっています。

ナツメはビタミンCが大量に含まれており、ストレスに効く作用があります。
不眠症や冷え性など、生活で抱えやすい悩みを解消できる効果があり、薬膳火鍋ではよく扱われる素材です。
クコの実はコレストロールの低下に加えて、脂肪が付きにくい体作りを助けてくれ、肝機能の強化にも役立つ効能があります。
美白効果もあるため、特に女性に注目される材料なのです。
リュウガンと呼ばれる漢方もよく扱われており、生理不順や糖尿病の予防、疲労の回復に効果があります。
健忘や動脈硬化、高血圧にも効くため、特に中高年の方には嬉しい薬膳です。
薬膳を意識しなくても出番の多い生姜も、薬膳火鍋では定番の材料であり、特に冷え性に効果があるのは有名ですが、脂肪の分解や解熱作用もあります。
山椒も薬膳火鍋に使われやすい食材であり、消化促進や利尿作用がありますが、消炎、鎮痛の効果もあります。
トウジンには、疲労回復効果や食欲増大の効果があり、薬膳火鍋を食べやすくしてくれます。

鍋の主役といえば肉ですが、薬膳火鍋に使われている肉は日本ではあまり馴染みのない羊肉です。
実は、羊肉には薬膳としての効果はしっかりあり、脂肪を燃焼させる効果のあるカルチニンが大量に含まれ、コレステロールを下げる効果もあります。
アミノ酸や亜鉛、ビタミンB類も豊富で、必要な栄養素をたっぷり補うことが可能な上に、癖のない肉なので食べなれない人や、羊肉は初めてという方でもすんなり食べられるのがポイントです。
体調の悪いときは、見た目にも重い鍋料理など食べる気にもなれないものですが、食欲不振や滋養強壮、消化促進の効果などが含まれているので無理なく食べられるのが薬膳火鍋のメリットです。
栄養バランスの取れた食事はもちろん大切ですが、薬膳効果でストレスや不眠の解消、美容効果も得られるのが薬膳火鍋なので、ぜひ機会を見つけて食べましょう。


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