近年の健康ブームで注目されている薬膳とは料理のことを示すものですが、より気軽に薬膳が楽しめるお茶があります。
薬膳茶と呼ばれていますが、どんな効果や効能があるのでしょうか?
薬膳茶の効能について
実は薬膳茶には特定の分類はなく、飲む人が意識するかどうかにあります。
例えば日常的に飲んでいる緑茶も、見方によっては薬膳茶といえるものであり、抗酸化物質であるフラボノイドが血管のつまりを防いでくれたり、心臓の動脈を柔らかくする効果があります。
カテキンには病気の元となるウイルスや病原菌の増殖を防ぐ効果もあり、免疫アップになります。
緑茶にはこれらのような効果があるため、意識して飲むことでそれは薬膳茶となるのです。
もっと薬膳茶を生活で役立てたい場合には、季節や体調にあわせた材料を、茶葉に拘らずさまざまな食材から選び、薬膳茶を作って飲むことが必要です。
特に身近な薬膳茶の材料としては生姜があり、漢方の本場中国でも古くから親しまれています。
普段飲んでいるお茶に生姜を混ぜれば、体を芯から温めてくれる薬膳茶の完成となり、ぜひ寒い冬に飲みたい一品です。
さらにハチミツと一緒に楽しめば、美味しさもプラスされて飲みやすくなるので試してみましょう。
マイカイカと黒豆を加えた、マイカイ黒豆茶も薬膳茶として人気のメニューであり、血の巡りをよくして気分をスッキリさせるような効果が期待できます。
作り方は簡単で、マイカイカと黒豆を適量お湯で蒸らすだけで楽しむことができます。
水分の代謝を良くする効果も期待できるので、むくみに困っている方はぜひ飲んでみましょう。
薬膳料理ではおなじみとなる、クコの実やナツメなどを活用した薬膳茶もあります。
シナモンと甘草、八角にナツメとクコの実を適量入れ、お湯を注いで3分以上置きましょう。
漢方としての効能があるため、飲み過ぎるとかえって体調不良になるので、1日3杯程度が目安となります。
喉の痛みや荒れに効果があるので、薬を飲むほどではないような、風邪の初期症状として咳が出るときには効果があります。
血行促進とアンチエイジングの効果もあるため、美容効果も期待できるお茶として楽しむことができます。
ハーブティーなども話題ですが、実はそれらも薬膳茶の一種と捉えることも可能であり、例えばカモミールには鎮静効果が含まれているため、眠る前に飲むことで朝までぐっすり睡眠を取ることができます。
ストレスや不眠の改善から、アトピーなどの対策など目的にあわせて自由に楽しめるのが薬膳茶の魅力であり、多くの女性に親しまれています。
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